【充電器レビュー】iCharger x6　基本編

応用編：【充電器レビュー】iCharger x6 応用編

ミニ四駆でメジャーな充電器としてリアクターがあります。このブログでもレビューしてますが、リアクターはiCharger 106B+という機種のＯＥＭ品です。

今回レビューするのは同じiChargerの最新機種のx6です。私も使っていますが、現状の市販充電器としては最強じゃないかと思ってます。x6買ってから他の充電器をだいぶ整理しちゃいました。それくらいおすすめ

今回はひとまず基本編として、ネオチャンプをニッケル水素モードで普通に充放電するとどんなもんかレビューしていきます。

1.基本スペック

対応電源電圧：ＤＣ7~32V

充電電流 : 0.05 ~ 30A

放電電流 : 0.05 ~ 30A

大きさ：83mm x 65mm x 37mm

重さ：168g

接続端子：xt60

軽量コンパクトなマルチチャージャーですがとても高スペック。というかミニ四駆にはオーバースペックのような


 電源ですが７～３２Ｖと対応電圧が広いです。適当な電源つなげれば動きます。私は１２Ｖ出力のモバイルバッテリーにつないで使っています。コネクタはxt60です。
付属のケーブルには最近出たxt60uがつながってます。こっちのほうが若干抜き差ししやすい。





操作は右横の小さいダイヤルを使うのですがこれが非常に使いにくい。押し込みにコツがいるし長時間操作してると指の先が痛くなります。慣れが必要
（ちなみに上位機種は写真でみるかぎりダイヤルが大きかったりそもそもボタンだったりする）
冷却用のファンがついているのも○

2.充電

ニッケル水素モードについてレビューします。

充電電流 : 0.05 ~ 30A

セル数：1～12セル

デルタピーク設定：1～20mV

トリクル充電：on/off 可

ディレイタイム（ピークロック）：0～20分

充電モード：ノーマル（リニアじゃないような）　/ 　リフレックス（パルス充電）

普通の充電器だと表示桁が0.01Ｖが最低ですが、ｘ６は0.001Ｖです。
ニッケル水素の充電でメジャーなデルタピークカット方式はは要するに電池の電圧測定して電圧下がったら終了するわけで電圧測定精度が重要です。x6はその精度がよく、また自分で電圧の校正もできます。

充電の様子をみているとどうも定電流・リニア充電ではなさそう（充電モードノーマル設定）ちょこちょこ電流値が動き、それに従い電圧も動いてます。かといって過充電するわけではなく、電圧落ち始めたらすぐに終了します。

デルタピーク設定は1ｍＶでやるとたまに誤検知して充電終了するので2mV以上が無難です。




気になったのは充電モードの違い。リフレックスモードは説明書によると電池の発熱を抑えて充電できるらしい。実際どうなのか比較実験してみました。

リフレックスとノーマルでの比較実験

充電電流値：2Ａ

デルタピーク：2mV 

室温：22℃ 

放電してからの基礎充電

 
充電後の温度が2、3℃低い。リフレックスは効果ありそう

3.放電

これまたニッケル水素モードについてレビューします。

電圧測定精度がいいのは充電と同じです。カット電圧と電流値を設定すれば放電できます。

リアクターにあったいわゆる絞り放電もできます。指定した電圧まで放電後、その電圧を維持したまま電流値を絞っていきます。使ってみた感じリアクターより絞るスピードがゆっくりな気がしました。

4.モーター慣らし

 電圧設定：2.0～26.5Ｖ（0.1Ｖ刻み）

指定電圧を出力できるのでモーター慣らしも一応できます。プログラム組むとかはできない。

5.まとめ

iCharger x6の基本的な使い方を一通りレビューしてみましたが、これだけでもリアクターの上位互換といった感じです。

しかしこの充電器の実力はこれだけにあらず。実はかなり自由に充放電の設定いじれるユーザーモードがあって、あんなことやこんなことができるのですがそれについてはまた次回（未定）。自由な分、危ないので正直あんまり書きたくない

あとはマニュアルも充電器表記も英語なのである程度充電器になれてないと設定に手こずるかも




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