2020年の暮れ、とんでもない電圧調整用充電器が発売されました。
「ミニ四駆用 電圧指定充電器 CA-set (カセット)」です
今回はこの「CA-set」のレビューです。
設定電圧に自動で充電してくれる
この充電器の最大の特徴は
設定電圧に自動で充電してくれる
ということです。
立体レースでは電池を充・放電し、狙った電圧に調整する作業があります。その作業を「電圧調整」と呼ぶのですが、この電圧調整はほとんど手動によるレーサーの腕によって行われてきました。
電圧調整は0.01V単位で行われるのですが、手動でやるとまあ難しいwww
「ちょっと充電しすぎちゃって、COしちゃった」
等、電圧調整のミスでレースで負けるということはよくありました。逆に言うと電圧調整のうまい選手はそれだけで有利でした。
そういった熟練レーサーの腕で成しえていた「電圧調整」をこのカセットは全自動でやってくれるのです!!こいつはすげえ
CA-setは立体レースの電圧調整に特化した充電器
仕様
充電電流
約1.0A
デルタピーク
約8mV(1本あたり4mV)
放電機能
なし
電源
5V1.5A以上(USBなど)
電源供給端子 USB miniB
使い方
①現在の電圧を確認
②電圧を指定
③充電開始
④グリーンランプで充電終了
使い方は非常にシンプルです。電圧指定してスタートボタン押すだけ。電圧指定の可変抵抗もアナログなので、割と直観的に操作できます。
充電器の動きとしては約10秒ごとに充電を止め電圧をチェックしている(多分)
一応デルタピークカットもするので、高い電圧を指定しても電池を損傷することなく充電を止めてくれます。安全装置としてのデルタピークカット
大きさも非常にコンパクトです。小型のUSBバッテリーと組み合わせれば出先での充電器セットとしてピッタリ
iCharger x6と比較して
電圧指定して自動で充電してくれる充電器がいままで無かったかというと、実はありました。このブログ記事でも触れた「iCharger x6」です
iCharger x6はかなり”裏技”的なやり方でしたが、CA-setはiCharger x6と比べてどうなのか、検証してみました。
①充電時間 ⇒ 約半分
2.70Vから2.80Vへ0.10V電圧調整するのにかかる時間を比較しました
CA-set 1分35秒
iCharger x6 3分5秒
充電方式の違いがしっかりでた結果でした。なんだこのくらいの差かと思われるかもしれませんが、実際のレースだと短い時間で電池の準備をしないといけません。この差は重要
②操作性 ⇒ タッチ数が少ない
電圧調整をスタートするまでにどれくらいかかるのか比較しました。
CA-set 2タッチ 7秒
iCharger x6 11タッチ 20秒
これは圧倒的にカセットの勝利。iChargerは操作性がとても悪いwww
カセットは電圧調整に特化することでシンプルな操作となってます。
③安全性
安全性というか電池が損傷しないかどうかです。フールプルーフ
CA-set デルタピークカットでも充電終了する
iCharger x6 デルタピークカット無
iChargerはそもそもこんな使い方を想定してないので、仕方ないっちゃ仕方ないのですが設定間違えると電池を損傷します。カセットはデルタピークでも充電終了するのでこの辺は安心
④価格
CA-set 12,000円
iCharger x6 15,000円
他の機能とか考えればiCharger x6のほうが高いのは当然といえば当然。しかし自動で電圧調整できる充電器が欲しいとなればカセットのほうが安価である
まとめると電圧指定の充電においては「iCharger x6」より「CA-set」のほうが上
まとめ
ショップレースでの電圧調整に最適な充電器
価格 12,000円
販売 SUWA模型 http://suwamokei.iku4.com/
レビュー動画もどうぞ!
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