2020シーズン 水四駆展望

2020/07/06

改造 雑記

t f B! P L
今年も水四駆の季節がやってきました!

近いところだと7/19(日)にMIXさんで水四駆大会が開催されますのでそちらに参加予定です。

さて今回は2020シーズン開幕を前に、2019シーズンの振り返りと2020シーズンの水四駆の展望について書いてみたいと思います。


1.水四駆って?

水四駆は簡単にいうとミニ四駆のコースに水をいれてレースしようという遊びです。公式レギュレーションは無いのですが、タミヤ製品を使ってミニ四駆のコースを走行できればOKな場合が多いです。

ここ数年は夏になると全国各地で大会が開かれています。徐々に流行ってきている。

水に飛び込むミニ四駆


2.パラダイムシフト スクリュー車の台頭

水四駆は年々進化しています。特に2019年シーズンでは大きな革新につながることがあったシーズンでした。それが「スクリュー車」の台頭です。

それまでの水四駆の主流は「重くしてタイヤグリップをかせぐ」というものでした。これを仮に「ウエイト車」と呼びます。水四駆は水中を走るのですが、普通のミニ四駆だと浮力が発生してしまいタイヤが空転して全く進みません。

タイヤの空転を防ぐためにマスダンなどの密度が高く重いものを載せる、スポンジタイヤを履くなどの対策がとられていきました。それゆえ水四駆といえば重くマッシヴなものでした。

2019年の私の水四駆 電池抜きで180g


そこに風穴をあけたのが「スクリュー車」でした。「スクリュー車」とは文字どおりタイヤ駆動とは別にスクリューによって水中を推進しようというものです。
 スクリュー車という発想は昔からありましたし、そういった水四駆も過去ありました。しかしここ2、3年はウエイト車が主流で、スクリュー車は影を潜めていました。

その評価が一変したのが2019年シーズンの後半でした。特にシーズン最終盤のMIX水四駆大会の決勝レースはスクリュー車の台頭を印象付けました。


絶対王者五味選手がzak2選手のスクリュー車に敗れる


MIX水四駆 入賞マシン

3.今後の水四駆予想

 2019シーズンの流れをうけて自分なりに2020シーズンを予想してみました。まあこんな予想をはるかに超えてくるのが水四駆なのですがwww

3.1スクリュー車の洗練

2019シーズンではスクリュー車の数は多くはありませんでした。しかし2019年終盤の活躍から2020年はスクリュー車が確実に増えます。そこで何が起きるかというとスクリュー車の洗練です。

数が増えればその中で最適化が進み、ノウハウが界隈に蓄積されていきます。2020シーズン序盤はスクリュー車が洗練されていき、いわゆる「テンプレ」が産み出されることが予想されます。

スクリュー車のパラメーターとしては
・スクリュー形状
・スクリューの数
・スクリューの位置
・スクリューの回転数(モーター、ギヤ)
・電池

などなど

タイヤ駆動とスクリューの配分等もより良いものを探らなければなりませんし、研究課題はかなり多いです。これが洗練されていくと一体どれだけ速くなるのか・・・www


3.2高速化の果てに・・・

水四駆は恐ろしい速度で高速化しています。年々どころか1大会ごとに速くなっていきます。恐ろしい。

2020シーズン中もどんどん高速化していくと思います。そうなってくると問題になってくるのが「水の抵抗」です。

今現在も水の抵抗は大きな問題ですが、高速になればなるほどこの問題は大きくなっていきます。なぜなら流体の抵抗は速度の二乗で大きくなるから

高速化すればするほど水の抵抗を減らすことが重要になっていきます。パッと思いつくところだと、前面投影面積を減らす、マシン形状を工夫してCD値を小さくする等々

水の抵抗を劇的に減らすことができれば、それが次の「パラダイムシフト」になるのです。


4.まとめ

2020シーズンの水四駆はスクリュー車の増加、洗練が起きると予想します。かく言う私も開幕戦にむけてスクリュー車を鋭意製作中です。

2019シーズン後半はウエイト車とスクリュー車が混在してしのぎを削っている状況でしたので、2020シーズンはその変化をみれる面白いシーズンになると思います。
それに加え毎回新しい方式の水四駆がでてくるのでそれにも期待


水四駆やったことない人もまだ間に合います。水四駆やってみるとめっちゃ面白いのでぜひ!








このブログを検索


まめ模型

自分の写真
信州の奥地でミニ四駆やってます

ブログ アーカイブ

twitter

QooQ