【充電器レビュー】京商 マルチセルチャージャーEVO【ミニ四駆】

2021/08/08

機材 京商 充電器

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以前レビューしたISDT C4 がC4 EVOとしてリニューアル発売されました。

日本では京商からマルチセルチャージャーEVOとして発売されたのですがC4と同様に京商バージョンは若干機能が違うようです。

C4から何が変わったのか?ISDTと京商で何が違うのか?ミニ四駆で使えるのか?気になりますよね


ということで今回は京商マルチセルチャージャーEVO(以下京商EVOと呼称)のレビューです。

 スペック

充電電流 0.1~1.5A

放電電流 0.1~1.0A

単三   1~4本

電源 USB-C (5~12V) USB ACアダプター
・Quick Charge 3.0対応 出力約18W以上推奨
・Power Delivery(PD)出力約20W以上推奨

C4からEVOになって大きく変わったのは「電源」と「物理ボタン」です。

電源

電源端子はUSB-Cです。最近はスマホでもPCでもUSB-C給電なのでそれに合わせたようです。これはめちゃくちゃ便利で、ようするにスマホ用のモバイルバッテリーや充電器で充電できちゃうんです!

ただ電源供給側がQC3.0かPDに対応していて12V出力できるのが条件なので注意が必要です。PDだと12V出力がないものが多い。

※2021/8/9 追記 5V,9Vでも動きます。

Amazonで買った充電器 これと付属のケーブルで動いた
 

PD 充電器 USB充電器 Aisea 65W GaN Type C 急速充電器 PD対応 USB-C×2 & USB A 3ポート GaN(窒化ガリウム) 折りたたみ式プラグ PSE技術基準適合 iPhone/Android/iPad/MacBook/ノートパソコン各種対応 その他USB-C/USB-A機器対応


物理ボタン

以前のC4はタッチ式のボタンが反応しずらかったので、これは良い改善。物理ボタンのほうが操作ミス減るのでありがたい

 画面横の物理ボタン

大きさは4本の電池ホルダー付きとしてはコンパクト。レース現場にも持っていけるサイズ感です。
放熱用のファンが付いてます。放電時によく回りますが以前のC4より静かになってます。


排熱ファンとUSB-C端子

充電の特徴

カット方式は電圧カットデルタピークカットです。

電圧カット設定は1.35~1.55Vでオフにはできません。1.55Vに達しない場合はデルタピークカットされるようですがそういった場面はほぼないです。

それゆえ電圧カットで満充電手前で終わる、電池を傷めない充電方式。せっかくデルタピーク設定があるので電圧カット設定オフにできれば満点だったのに

充電電流の最大値は1.5Aですこし物足りない。今後のアップデートで2Aぐらいにならんもんか


放電の特徴

放電は電圧カットです。カット電圧は0.7~1.1Vと0.01V単位で設定できます。特徴は電流値が徐々に絞られていく絞り放電。絞り放電により深く放電できます。

放電電流の最大値は1Aで価格を考えると少し不満。発熱など安全を考慮したのだと思うが2A放電できたら満点だったのに


動作モード

 動作モードは5種類です。充電、放電と他は充放電の組み合わせでした。

・充電
・放電
・サイクル D⇒C or C⇒D 1~30回
・分析 C⇒D⇒C
・活性化 D⇒C ×3回
 

ISDTと京商のちがい

基本的にはISDT C4 EVOと同じなのですが京商版では3つの機能が追加されています。

充電の容量カット
充電の電圧カット
放電時間(1分刻み)を設定し、放電平均電圧を記録

①の容量カットは安全のためという意味が強いです。

②の電圧カットは充電の特徴でも書きましたが0.01V単位で設定できます。カット電圧下げて浅めに充電したり、レースに向けての電圧調整としても使えそうです。

個人的に注目しているのが③の時間での放電カットと平均電圧の表示です。ありそうでなかった時間カットと平均電圧を組み合わせるとミニ四駆界がひっくりかえるようなことができるような??

これについては別記事にて検証しましたのでそちらをどうぞ

【検証】京商EVOで電池のベンチマークはとれるか??

 

 5.まとめ

定価が12,000円で実売価格はだいたい9,000円とぎりぎりミドルクラスの充電器の価格帯です。電圧カットで電池を傷めにくい充電と深い放電ができ、電源もUSB-Cと自宅でもサーキットでも活躍できそうです。

DLYFULL UT1からのステップアップとしてよいのでは

  

 
 
動画もあります
 
 

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