前回の記事でレビューした京商EVO
前記事:【充電器レビュー】京商 マルチセルチャージャーEVO【ミニ四駆】
その中で個人的に注目した機能が「時間による放電カット」と「放電時の平均電圧測定」です。このふたつを組み合わせたら電池のベンチマークとれるんちゃうか?
今回は京商EVOで電池のベンチマークがとれるのか検証してみました。
電池のよしあしって?
自分の使ってるネオチャンプの状態って気になりますよね。
そもそも何をもって電池の状態が良いか悪いか判断するのって割とむずかしくて、結構ミニ四駆やってる人でも実走で何となく速いから良い電池やろってノリだと思いますwww
ひとまず「実走して速い」電池は「良い電池」として今回は話を進めます。
電池の状態を調べるのに毎回サーキットに行って走り比べをするのは面倒です。しかもマシンやサーキットをイコールコンディションにできないので、過去の状態と今の状態を比べることはできません。
実走以外で電池の状態を評価できると非常にGOOD!・・・なのですがいままで有効なものはありませんでした。充電機使って測定できる数字だと内部抵抗値とか放電容量があるのですが、内部抵抗値は測定するタイミングや端子の状況で変化が大きすぎますし、放電容量は意味合いから考えて長持ちしそうだけど速さとの関係が不明です。
なにか電池の状態を測定できるいいものはないか・・・そこへ登場したのが京商EVOなのです 。
放電の時間カット+平均電圧測定=電池のベンチマーク??
京商EVOにはISDT版にはない「放電の時間カット」と「平均電圧測定」機能があります。
時間カットは1分単位で設定できて、たとえば10分経ったら放電終了するという機能です。平均電圧測定は名前の通り放電時間中の平均電圧が表示されます。この二つを合わせると
1分間放電した時の平均電圧が測定できる
というわけです。これはミニ四駆の走行条件に割と近い。
ミニ四駆は長くても1レース4,50秒なので1分間の放電データは実走に近いです。そしてミニ四駆は電圧が高けりゃ速いので平均電圧が高い=速いとなりそうです。
あとは京商EVOで測定したスコアと走行タイムに相関関係があればバッチリです。ということで早速検証してきました。
検証
仮説:京商EVOの放電時平均電圧が高い=走行タイムがいい
使用機材
京商EVO
ネオチャンプ4セット(新品2セット・慣らし済2セット)
※新品電池はいきなり満充電すると危険なので京商EVOの「活性化」を1行いました。慣らし済み電池は半年ほどレース等でまめが使用しているもの
バクシードラップチューン(タイム計測)
充電設定
電流値1.0A 1.50V電圧カット
放電設定
電流値1.0A 0.90V電圧カット
平均電圧測定方法
1.放電→充電で1サイクル(放電0.9Vまで放電後、1.0A1.50V電圧カットにて充電)
2.半日後、同じスロットを使い1本ずつ充電
3.充電終了1分後、1分間放電し平均電圧を測定
走行タイム測定方法
1.平均電圧測定後4セットとも放電→充電で1サイクルを行う
2.充電を行い、終了後1分でスタート
3.走行順は新①→慣済①→慣済②→新②
検証に使用した長野市のミックスセレクトショップさんのコース
結果
表1.放電時平均電圧と走行タイム
グラフ1.放電時平均電圧と走行タイム
圧倒的にデータ数不足ですが一応京商EVOで測定した放電時平均電圧が高いと走行タイムが良くなりました。 新品と慣らし済電池で平均電圧が0.04V差があり走行タイムだと0.5秒以上差がありました。
データ数増やしたら負の相関がみれそうですが、いろんな状態のネオチャンプを入手するのが面倒なので追加検証は難しそうです。それでも走行タイムにはっきりと差がでたので京商EVOで測定した平均電圧はある程度電池の良しあしを判断する指標として使えそうです。
走行動画で比較するとジャンプから着地後の加速区間で差が付いている感じでした。
まとめ
平均電圧が高いと走行タイムがよいと示唆される結果となった。追加の検証は必要ではあるが、おおよそ京商EVOによる放電時の平均電圧で電池の良しあしがわかりそう
京商EVOで電池のベンチマークがとれる!
SPEED HOUSE マルチセルチャージャー evo 72012
動画もあるよ
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