激安中華充電器 PWMWAVE【充電器レビュー】

2021/09/22

機材 検証 充電器

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 中華製の激安充電器を買いました。買った理由は見た目が高級充電器「icharger」にそっくりだったからwww

前記事:【充電器レビュー】iCharger x6 基本編

これはもしや激安でichargerがゲットできたのでは?早速レビューしてみました。

 ミニ四駆用途、ニッケル水素モードのレビューとなります

このページではテキストでも内容をご紹介していますが、動画でもご紹介していますのでお時間ある方はぜひご覧ください。

 

スペック

対応電源電圧:DC9~40V

充電電流 : 0.1 ~ 5A

放電電流 : 0.1 ~ 30A

大きさ:98mm x 65mm x 40mm

重さ:B-21 200g,  B-52 C130 X37B 250g

接続端子:xt60

取説のモデル別スペック表

軽量コンパクトなマルチチャージャーですがとても高スペック。ichargerのX6やX8とそっくりですwww

まずがっかりしたのが ichargerX6にあったなんでもありのuserモードがないこと。ichargerX6でできたCCCV充電や6セルバランス絞り放電みたいなことはできません。

ややこしいのがモデルが4つあります。違いは主に充電時のW数ですがミニ四駆用途だと下位モデルのB-21で十分だと思います。(発送ミスでなぜかX37Bが届いたのですがB21とほぼ変わらないのでまあいいかとwww) 

入力電源まわり

 電源ですが9~40Vと対応電圧が広いです。適当な電源つなげれば動きます。電源ケーブルは付属していないのでXT60コネクタケーブルが別途必要です。
 
 
 
出力まわり

バッテリーへの出力側もxt60なのでそれに合わせてバッテリーをつなぎましょう
 
ファンと操作ダイヤル

操作は右横の小さいダイヤルを使います。ichargerX8と同じタイプかな?私が持ってるX6より操作しやすいです。
冷却用のファンがついているのも○

充電

ニッケル水素モードについてレビューします。

充電電流 : 0.1 ~ 5A

デルタピーク設定:1~20mV

充電モード:ノーマル(リニアじゃない) /  リフレックス(パルス充電

充電設定画面

電圧表示桁はichargerと一緒で0.001Vです。電圧の校正もできるので精度に関しては問題なさそうです。

この充電器の最大の特徴はデルタピーク設定です。めちゃくちゃ癖が強いwww

普通デルタピーク設定は3~5mV/cellくらいです。ichargerx6だと2mVからでも誤検知なく充電できるんですが、このPWMWAVEで同じような設定で充電すると間違いなく誤検知で途中終了くらいます。

いろいろ試してみるとネオチャンプ二本充電だと15mVの設定で誤検知なく充電完了できました。普通の充電器とかなりズレてますwww

しかし使えないかというとそうではなく、他の充電器とズレてるだけです(たぶん)。割と細かく調整できて14mVくらいだとほとんど発熱なくいわゆるゼロピークみたいな充電ができたり、16mVならしっかり熱入れた充電もできます(私の場合)。この辺は自分の電池で試してみて感覚つかむしかないですね。その辺を理解できれば全然使える(はず)。

デルタピーク15mVでの充電終了後の温度

放電

放電電流 : 0.1 ~ 30A
カット電圧設定:0.1~25.0V(0.01V刻み
電流絞り設定:10~100% (10%刻み)

これまたニッケル水素モードについてレビューします。

電圧測定精度がいいのは充電と同じです。カット電圧と電流値を設定すれば放電できます。注目すべきはカット電圧の幅の広さと細かさ。なんと0.01V刻みで設定できます。

そのうえいわゆる絞り放電もできます。指定した電圧まで放電後、その電圧を維持したまま電流値を絞っていきます。

ようするに立体レースでの電圧調整にめちゃくちゃ向いてるんですよ !

icharger x6でも同じことできるんですが、ニッケル水素モードだと0.1V単位でしか設定できずにuserモード使ってどうにかやるしかないです。しかもichargerは設定するのがかなり面倒なので単純に「ニッケル水素の電圧調整の放電」ならPWMWAVEのほうに分があるかも?

放電設定画面

絞り放電の様子
  設定電圧に到達後、電圧を維持しながら電流値を絞っていく。画像は2.87V設定

モーター慣らし

 電圧設定:2.0~40.0V(0.1V刻み)
パワーモードをつかうと一定電圧の出力が可能です。モーター慣らしも一応できます。プログラム組むとかはできない。

サンダーとの比較 

価格帯の同じサンダー(リアクター等)と比較します。

充電 サンダー ≧ PWMWAVE 

PWMWAVEは癖をつかめばサンダーと同等だが、癖が強いのでサンダーのほうが使いやすい

放電 サンダー < PWMWAVE 

どちらも絞り放電が可能だがカット電圧を0.01V単位で設定できる分PWMWAVEの勝ち

サイクル サンダー > PWMWAVE

PWMWAVEにはニッケル水素にサイクルモードはありません!なんでないんだ

とまあ、完全にどちらかが有利ということはありません。得意なところが違うので手持ちの充電器を補完するほうを買ったらいいんじゃないかな?

レース現場での使用なら・・・PWMWAVE

自宅での使用なら・・・サンダー

立体レース現場での電圧調整ならPWMWAVEが有利

自宅で電池育成とかに使いたいならサイクルできるサンダー有利  

まとめ

安価で電圧調整したい人向け現場充電器

激安でichargerが購入できる!!と思って購入したんですがそんなことはなく、どちらかというと競合機種はサンダーでした。電圧調整に限ればサンダーより上ですが、サイクル機能がないなど完全に上位機種かといえばそうでもないですw
予算に余裕あるならicharger買えばいいんです
 
DLYFULL UT1とかEBLの8セル持ってる人が次の一手としてはいいかも。機能的に補完とれてる

購入

 一応Amazonでも販売されてるんですがbanggoodが最安です。

価格はなんと5~6千円 !めちゃ安い

Banggood:https://www.banggood.com/

 

AntKay PWMWAVE B21 750W 30A 1-6SLipoバッテリー用DCバッテリーバランス充電器

 




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