WAプラリンローラーが流行ってる理由

2021/10/14

雑記 自作プラリン 初心者

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最近よく目にするWAにプラリングを付けたローラー

あれってなんで流行ってるの?なんかいいことあるの?と疑問に思う方も多いと思います。私自身も疑問に思っていたのですが、実際にWAプラリンローラーを自作して使っているうちにその理由が何となくわかってきました。

この記事では WAプラリンローラーが流行ってる理由について私なりに解説したいと思います。

このページではテキストでも内容をご紹介していますが、動画でもご紹介していますのでお時間ある方はぜひご覧ください。 

 

プラリンの歴史

まずはプラリンの歴史から振り返りたいとおもいます。

タミヤからプラリンローラーが発売されたのは何と20世紀ですwww2次ブームの末期に19mmのものが発売されました。

それ以前にゴムリング付ローラーが発売されていたので”プラリング”というわけです。 

1999年3月発売
 
 

10年以上19mmしかなかったプラリンローラーですがジャパンカップが復活した2012年に17mmのものが発売されました。

2012年9月発売
 
 

以降、アルミ部分の形状やプラリングの色が変更されたものが限定品や特別企画品として発売されましたが直径については17mm,19mmの2種類だけです(2021年10月)。

(実は620をはめるとプラベアリングローラーになるベアリングローラーセットがありますが現在は廃番)

自作プラリンの種類

 これまでユーザーの「ないものは作ったる精神」のもと様々なプラリンローラーが自作されてきました。ここではざっくりと紹介しておきます。

・カラーチェンジ

通常品は青色しかないプラリンローラー。そんなんじゃ俺のミニ四駆に合わないということでプラリングを違う色にする改造。

違う色のプラリングを作ってはめる方法や、プラリングを染色によって違う色にするなど。アルミ部分にアルマイト加工してさらにオシャレにするなどデザイン面での改造です。

左からプラリンはめ込み、染色、アルマイト

・直径違い

タミヤからは前述のとおり17mm,19mmの2種類しか発売されてません。13mmや9mmのプラリンローラーも使いたいということで、通常の直径と異なるプラリンローラーが自作されました。アルミローラー外周にプラリンをはめ込んだり、プラローラーにベアリング埋め込んだり等々

13mmの自作ローラー

そのなかでも最近はWAローラーにプラリングをはめたものが流行しています。 

 左:9-9 右:13-13

WAプラリンが流行っているワケ

WAにプラリンをつけたものが昨今流行しています。

「普通のWAじゃいけないの?」とか「19mmのプラリンでよくない?」と思う方多いと思います。今回は私なりに WAプラリンが流行っているワケについて解説したいと思います。

流行の理由は「需要」と「供給」両方の側面があります。

需要

1.WAの優秀さ

かつてはローラー個数制限のなか1個のローラーで2個分の働きをするというお得ローラーでした。ローラー個数制限が撤廃されたあともよく回る520ベアリングを2個使いガタつきが少ないということから人気でした。

このガタつきが少なく良く回るWAで片方をプラリンにしたいというのが一つ目の理由です。

2.フロントバンパーの変化

 最近のフロントバンパーはいわゆるATやアンカーなどバンパー自体が大きく可動するものが人気です。バンパーが可動することで着地時にフェンスをいなしたり、状況に応じてスラストが変化します。

バンパーが動かないいわゆるリジットだとコーナーの抜けやレーンチェンジを攻略するためにフロント左右ローラーのスラストを細かく調整してセッティングをだしていくのですが、そもそもバンパーが可動しスラストが大きく変化するATやアンカーではそれができません(やりづらいし面倒)。

そういった背景からスラスト以外でフェンスとの抵抗を調整する手段が求められ、それがプラリンローラー(ローラーの材質変更による調整)の需要へとつながったと考えられます。

また可動バンパーではどうしても取り回しが難しくなるので小径のローラーが好まれます。19mmだとタイヤに干渉するから13mmや9mmのローラー使いたいのだ

供給

1.オークション・フリマサイトでの流通

昔から加工ローラーの販売はありましたが、最近は特にWAプラリンが増えたように思います。昔は19mmAAのマシニング加工したやつが多かった。

お金さえだせば簡単に手に入る

2.プラリン自作治具の販売

プラリンローラーの自作は加工難易度が高く、なかなか普通の人は手が出ないといった状況でした。しかし、ここ1年くらいで自作用治具が充実してきて治具さえあれば誰でも自作プラリンローラーが作れる状況になってきました。

前記事:だれでもできる自作プラリンローラーの作り方

 

まとめ

 WAプラリンが流行ってる理由は

需要

・WAローラーの優秀さ

・フロントバンパーの変化からスラスト以外でフェンスとの抵抗を調整する必要性

供給

・オークション・フリマサイトでの流通

・プラリン自作治具の販売

 

こんな状況を知ってか知らずか、2021年年末にはついにタミヤからベアリングが内蔵できる13-13プラローラーが発売されます。期待大です!

これからもよりメジャーなセッティングの一つとしてプラリンローラーが使われていくのではないでしょうか

 

 

 

 

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