2021年11月14日、僕はミニ四駆の公式大会で優勝しました。多くの人が目標にしているであろう「チャンピオンズ」になったわけだが、実を言うととうの昔に公式大会優勝はあきらめていました。いや、正確にいうとあきらめざるを得ない状況でした。
今回は昔話も含め地方民からみたミニ四駆公式大会についての記事です。
地方のミニ四駆事情
僕の住んでいるのはいわゆる地方都市の「長野県」です。地方のミニ四駆事情はかなりしんどいです。まずミニ四駆で遊ぶことが困難でした。
ミニ四駆をはじめた2013年、長野県にはミニ四駆のコースを常設しているミニ四駆ステーションがありませんでした。コースがないとミニ四駆は遊べません。普通ならこの環境でミニ四駆は続けられませんwwww
それでも続けられたのは月に1回、有志の走行会「ネオンホールミニ四駆研究会」があったからです。月に一回の走行をとても楽しみにしていたのを覚えています。
もっとミニ四駆を走らせたいと思ったら県外へ遠征するしかありません。隣の県というと群馬や山梨なんですがそんなにちかくないですww高速で片道1,2時間、峠を越えていく感じですwwwしかし近場でコースがないので行くしか選択肢がありませんでした。
第三次ブームも中ごろ2015,2016年ごろになると長野県でもコース常設店が現れレースが開催されるようになります。しかしそれでも長野県の各主要都市でコース常設店が1店舗あるかないかという状況です。自宅から半径50kmにコース常設店が1店舗しかありませんwwwこの状況が今でも続いてます。
要するにミニ四駆過疎地なのです。(そもそも過疎地なんですがwww)
地方からみた公式大会
公式大会からはじめたミニ四駆!しかしここ数年は・・・
ミニ四駆はじめた理由はジャパンカップがあるからという僕ですが近年の公式大会参加回数がこちらです。
少なっ!!
近年、特に2020年~はコロナ禍ということもあり公式大会自体が激減してますが、それ以前から僕は年に1,2回程度しかタミヤ主催の公式大会へ参加していませんでした。とりあえず年に1回くらいは記念に参加するかという気持ちでした。
当然のことながら公式大会で優勝してチャンピオンズになってやるぜとは1mmも考えていませんでした。公式優勝を口にするなんておこがましい。というか競技としての公式大会に自分は「スタートライン」にすら立てていないという状況でした。
競技として公式大会のスタートラインにすら立てていない
ここで僕が「スタートライン」 といっているのは、当然スタート板の前にただ立つことではなく「ある程度競える程度のタイムで完走できている」という意味です。コースとポイントとなるセクションを把握していて、ある程度のタイムで完走できる。予選を何秒で走ろうか迷えたり、タイムアップの策を練ったりなど競技として楽しめてるなどいろんな表現がありますが、平たくいうと「ワンチャンでも勝ち上がる可能性があるのか?その準備ができているか」ということです。僕はその準備が全くできていませんでした。
競技として公式大会のスタートラインに立つための準備として一般的なのが模擬コースで練習をすることです。練習を多くし、本番へ向けて準備を進めた選手が優位に立てるというのは至極当然であるし、各選手の努力は称賛しなければなりません。
しかし地方から見るとこれは残酷です。模擬コースで練習しようにも近くにない。安くない交通費と時間をかけて都市部の模擬コースへ通うのは現実的でない。練習ができないのであれば公式大会のスタートラインにすら立てない、これが地方民の現実です。
半分地方民の妬みみたいになってるのでエクスキューズをいれると、僕は模擬コースができる前も公式大会に参加していますが、おそらく模擬コースができる前でも自分は競技として公式大会のスタートラインに立てていなかったです。模擬コースができて以降で大きく変わったのは気持ちの部分で、「もしかしたら優勝できるかも」という勘違いすらできなくなったというのが大きいです。
競技として公式大会のスタートラインに立てない地方民の僕にとって、公式大会は年に1回記念に参加するだけのイベントでした。
コロナ禍と公式大会の変化
2021年は公式大会の方式が大きく変わりました。具体的には地方開催の公式大会は「前日練習」ができるようになりました。前日練習では本番と同じコースを使って練習ができます。前日練習に1日参加すれば10回前後走行できるようになったのです。
前日練習は普段5レーン練習できない地方民にとってめちゃくちゃありがたいです。前日練習をしっかりやればやっと「スタートライン」に立つことができるのです。
あと前日練習して現地で宿泊・観光して翌日ミニ四駆して観光して帰るみたいな旅行としてありなイベントになったが大きいですwww
タミヤさんのアナウンスによると地方開催の公式大会には前日練習があるというのは2022年も続くようです。いままで公式大会を自分とは関係ないイベントと白い目で見てきた僕と同じ地方民よ!前日練習ありならワンチャンつかめるかもしれないんだ!
立てよ地方民!今こそチャンスだ!!
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