ミニ四駆をはじめて間もないころはレースに出場してもいたるところでコースアウトや圧倒的速度負けしたりなどなかなか「相手との競争を楽しむ」
というのはなかなか難しいです。
この「レースして楽しむ」段階に行けずに半年以内でミニ四駆やめてしまう方が結構な割合でいるんじゃないかなーと思っております。なんかそれってもったいないですよね。
この記事ではミニ四駆をゼロからスタートして「レースを楽しむ段階」までの道しるべとなればと思い、自身の経験をふまえつつまとめてみようと思います。
キットを買おう!
最初のマシンというのはとても思い入れ深いものであり、自分が一番かっこいいと思ったマシンを選ぶのが理想であります。私自身のことで言うと幼少時代、最初のマシンはシャオバイロンでした。店頭で一番キラキラしてみえたのを覚えています。
しかしながらシャーシによってはひと手間、ふた手間加えないといけないものもあり、それによって人より回り道しなければならないという現実もあります。
とてつもないこだわりがない限り、素直にスターターパックを買うのがオススメです。最新のAR・MAシャーシに加え、走らせるのに最低限必要なパーツが個別に買うより安く手に入ります。スターターパックの構成はかなり考えられていて、説明書どおりに組めばそれなりに走るようになっています。
※ちなみに私がミニ四駆に復帰したころ(2013年)スターターパックはまだなく、超速ガイドのガッツマシンをお手本にマシンを作りました。
まずはスターターパックを説明書どおりに組むことからはじめましょう
タミヤ (2017-02-18)
売り上げランキング: 1,902
売り上げランキング: 1,902
タミヤ (2017-02-18)
売り上げランキング: 883
売り上げランキング: 883
マシンを走らせよう
マシンができたら早速コースを走らせてみましょう。ショップなどの場合、店ごとに決まり事などがあるので店員に確認とってから走行させましょう。
一般的なコースであればスターターパックマシンであればそこそこ走ると思います。しかしながらセクションによっては不安定で、何回かに1回はコースアウトしてしまうことでしょう。この状態でハイパーダッシュ等上位モーターに変更しても全く制御できません・・・
手っ取り早く安定してコースを攻略する方法は「速度を落とす」こと。しかしながらトロトロ走って完走したところでなかなかレースでは勝てません。
ですので、レースをすることを考えるとある程度の速度(ライトダッシュぐらい)で各セクションを安定してクリアできることが最低限必要となってきます。
具体的にいえば、「着地に余裕があればDBは絶対にCOしない」「トップスピードからのLCでもクリアできる」等々・・・
各セクションを安定してクリアできる速度(マシンの地力)を上げていくことはコース全体としてのタイムアップに直結していきます。まずはセクションごとに攻略していきましょう。
※余談
ショップのコースで走らせていると、こちらが求めていないのにアドバイスを一方的にしてくる困った人がいます。アドバイスだけならまだいいですが、断りなくマシンを触りはじめ、しまいには勝手に改造しだす場合も・・・
初心者のうちは知り合いも少なく同じ趣味を楽しむ仲間をドンドン増やしたいところですが、面倒な人も沢山いるのでよく観察してから話しかけましょう。
セクションの攻略
スロープセクション
スロープのぼりとくだりが合わさってマシンがジャンプするセクションです。スロープ上りのあとすぐに下りがあるとドラゴンバック(DB)、間にストレートをはさむとテーブルトップ(TT)と呼ばれます。
実際のレースで一番コースアウトが多いのがこのセクションです。じっくりとマシンの挙動を見ながら対策していきましょう。
攻略のポイントを3つほどあげておきますので参考にしてください。
まっすぐ飛ぶ
まっすぐ飛びさえすればどれだけジャンプしてもコース内に入ります。しかしこれがなかなか難しいです。マシンはコース沿いに走っているのでまっすぐジャンプしそうですが、意外と左右へ逸れて飛んでいきます。
またDB手前の助走がカーブなのかストレートなのかによっても挙動が変わってくるのでよく観察しましょう。
<対策>
ローラー、タイヤ、ブレーキプレート等
フェンスへのひっかかり防止
マシンの最大幅は105mm、コース幅は115mmなのでマシンとコースのクリアランスは左右に5mmずつしかありません。いくらまっすぐ飛ばそうとも着地の際にコースフェンスにマシンが接触することがほとんどなのです。
コースフェンスとの接触が前提となるので、マシンもそれに対応した形にしなければなりません。フェンスに接触しても引っかからず、コース内へ復帰しやすい形にしましょう。
<対策>
アンダーガード サイドガード等
着地
ミニ四駆には実車のようなサスペンションはついていないので、着地で跳ねます。運が悪いとコースフェンスを乗り越えてコースアウトします。
対策としてもっとも有効なのはマスダンパーです。積む位置や重さなどを調整して跳ねないセッティングを探っていきましょう。
当たり前ですがマスダンパーは積むほどに重くなります。はじめのうちは重くなることを恐れずに跳ねなくなるまでドンドン積みましょう。
タイヤはソフト系のものは跳ねやすいので、ハード系への変更もオススメです。
<対策>
マスダンパー タイヤ 着地姿勢 等
レーンチェンジ(立体LC)
3レーンなら必ずついてくるレーンチェンジ。スターターパックのままなら問題なくクリアできますが、モーターをダッシュ系に変更するとクリアが難しくなってきます。ある程度速度がのってもクリアできるよう対策しましょう。
ポイントになるのはローラーのセッティングです。ローラーの材質や高さ、スラストを保持できるバンパー強度等に気をつけましょう。
コースの攻略
セクション単位での攻略が終わったらいよいよコース全体の攻略です。どうすればコース全体としてコースアウトせずに速く走れるかを考えます。
ここで注意しなければいけないのは上位モーターにすればタイムアップするかというとそうでもないこと。レイアウトによってはモーターを落としてブレーキ弱くしたほうがタイムいい場合も
あとはタイムはいいけど完走率がイマイチなセッティングより、1秒くらい遅くても確実に完走するセッティングのほうがレースでは強いです。しっかり自分のマシンの挙動をみてセッティングしていきましょう
セクションごとのセッティングはできていると思うので、あとはブレーキと速度を調整していきます。
ブレーキの選択
まずは平面以外のブレーキのあたるセクションを確認していきます。
具体的には
・スロープ
・LCジャンプ
・バンク
・ウォッシュボード
・芝 etc・・・
こういったレイアウトの中でブレーキをかけて速度を落としたいセクション、ブレーキかけたくないセクションを考えます。各セクションは角度や曲率が違うので、ブレーキを貼る位置や高さによって効き具合が違ってきます。
理想はブレーキをかけたいセクションのみ効くブレーキですが、なかなか難しいものです。少しずつ調整していきましょう。
調整する要素は
・種類
・位置(フロント・リヤ)
・高さ
これらを調整できるようなブレーキを貼るプレートが必要です。
速度調整
ブレーキが決まればあとは狙った速度への調整です。
速度調整はモーターとタイヤ径とギヤ比をセットで考えます。とは言ってもタイヤ径を変えるとブレーキの高さが変わるので、実際よくいじるのはモーターとギヤ比です。
そういう意味だとARシャーシはモーターとカウンターギヤの交換がしやすいのでいいですね。
大まかな速度調整はモーター、微調整はギヤ比で行います。
最終段階で電圧で調整していきます。
まとめ
ポン付け+αのしっかり走るマシンとセッティングノウハウあればレース楽しむことができるんじゃないかなーと個人的に思ってます。カツイ加工とかやる前にコースに合わせたセッティング覚えたほうがレース楽しいよ、たぶん。この記事では具体的なセッティングは省きましたが、わからない場合はまわりに聞きましょう(人を選んで)。
0 件のコメント:
コメントを投稿