だれでもできる自作プラリンローラーの作り方

2021/09/05

改造 治具 自作プラリン

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以前の記事で自作13mmプラリンローラーの作り方を紹介しました

前記事: 10分でできる!?13mmプラリンローラーの作り方

 これでプラリンローラーを量産できるぜ!・・・と思いきやそうは問屋が卸さん

記事の中でも書いたのですが私の”半田ごて熱圧入”のやり方ではどうしても歩留まりが悪いんです。だいたい3回に1回成功すればいいほうですwww 

前の記事で治具ができたらいいなみたいな〆を書いたんですが、1年後になんと専用治具が誕生したんですwww願いが叶った!(万歳

ということで今回は専用治具を使った誰でもできる自作プラリンローラーの作り方の紹介です

このページではテキストでも内容をご紹介していますが、動画でもご紹介していますのでお時間ある方はぜひご覧ください。

材料

・大径スタビヘッドセット(17mm) or スタビ15mm

・旧13mmベアリングローラー

・520ベアリング 

スタビセットは17mmでも15mmでも大丈夫です。狙いの外径より少し大きいやつにしましょう

ベアリングは内径Φ5ならなんでも良さそうですが、旧13mmの内輪が形状的にベスト

タミヤ グレードアップパーツシリーズ No.436 GP.436 大径スタビヘッドセット (17mm) 15436

 

タミヤ グレードアップ No.391 GP.391 大径スタビヘッドセット (11mm/15mm) 15391


治具・工具

・ヒートインサーター

 販売:P!MODELLLABO A03OP01 ヒートインサーター【ARAHI.jig製】

・ローラースタンド

 販売:P!MODELLLABO A03 ローラースタンド【ARAHI.jig製】

・2mmネジ穴ビット

 販売:SIG.WORKS 2mmネジ穴ビット(アルミローラー用)

・半田ごて

・リューター

・ニッパー

・ヤスリ(平ヤスリとスポンジヤスリ)

ヒートインサーター

ローラースタンド

2mmネジ穴ビット
 
 その他 工具類

作り方

1.ベアリングをばらす

ベアリングの内輪のみ使うのでバラします。シールとリテーナーをはずして玉を片側へ寄せると外せます。

ベアリングをばらして内輪のみ使います

2.スタビの数字を削る

 これはちょっとしたコツなんですが、スタビに書いてある数字の刻印を削るとまっすぐ圧入できます。平刃のカッターで削り落としましょう

3.治具にセットし加熱

 ローラースタンドの中央にスタビをセットしてずれないようにヒートインサーターで蓋をします。

中央の穴に半田ごて先を挿入して加熱を開始します。だいたい10分くらい。転倒防止用のスタンドがあると放置できるので楽です。とはいいつつも目を離さないように注意 

途中プラが溶けてガスがでるので十分換気しましょう。刺激臭がします。

スタビをセット

スタビがズレないように蓋します

インサーターにベアリング内輪をはめて挿入
 
半田ごてを固定して加熱

インサーターが下がりきったら加熱終了です

4.冷却し、取り外し

加熱が終わったら半田ごてをはずして冷却します。冷却の際は急がないことが重要。焦って取り外すとプラが固まる前で変形したり、やけどしますww動かさずに風を当てるのが吉

十分冷えたら取り外していきます。 

冷却してから取り外し
 
熱圧入完了

5.成形

取り外したらはみ出したプラをニッパーなどで取り除きます。


2mmねじ穴ビットにセットしたらリューターでくわえて成形します。好みの外径にしましょう。 

ねじ穴ビットにセットしてやすりで成形

今回は13mmにしました

6.520ベアリングを圧入

最後に520ベアリングを圧入して完成です。ロックタイトを塗布すると520ベアリングが抜けにくくなります。

ロックタイトを塗布

完成!

まとめ

治具を使うことで誰でもプラリンローラーが作れるようになりました。作業時間は熱圧入と成形で一個30分程度と少しかかりますが失敗がほぼなくなりました。練習で1,2個やればだれでもいけると思います。

 13mmプラリンローラーはセッティングに幅がでてコースによってはタイムに差がでるので需要は日に日に増しています。タミヤからプラリンがでるまではレッツ自作ローラー

 

 

 

 

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