今後、公式大会で多くの人が手に持っていることでしょう
噂の放電器、パワーイーター工房さんのHeat Exchanger が手に入りました!
企業が製作しているのではなく、個人製作ということで気にはなっているけど「実際どうなの?」と購入を躊躇されてる方結構いるんじゃないでしょうか。私もそんな感じで様子見してましたが、思い切って買ってよかった。
今回は公式大会での使用を前提に3つのオススメポイントをレビューしていきます。
1.放電電流1.2A!設定電圧までわずか数分で素早く放電
ヒートエクスチェンジャーの最大の特徴は設定電圧まで素早く放電できることです。
私は今までタミヤから昔発売された緑色の放電器に電圧計とオン・オフスイッチを付けた自作のものを使用してきました。
タミヤの放電器を改造したもの(自作)
これはこれで使えるのですが、
・放電が遅い
・ねらいの電圧まで手動でスイッチをオンオフ。目を離せない
と不満点もありました。
その点、ヒートエクスチェンジャーでは
・1.2Aで放電がはやい
・放電を停止する電圧が設定できる(0.1V単位)
・絞り放電なので放電後の電圧の戻りが少ない
と今まであった不満点をすべて解決してくれます。すごい
じゃあ、具体的にどれくらいすごいのか・・・?
ということでパワーチャンプRS(アルカリ)、ネオチャンプ(ニッケル水素)で設定電圧までどれくらいの時間で放電できるのか調べてみました!
実際に電圧指定して放電してみた
パワチャンRS、ネオチャンそれぞれにおいて設定電圧を初期電圧-0.20Vとしたとき、終了電圧と放電時間を記録した。
パワーチャンプRS(アルカリ)
設定電圧が低いほど放電時間が長くなる傾向でした。設定電圧2.60Vでも8分弱で放電終了します。
試しに今までのタミヤ緑放電器(自作・抵抗変更済み)で2.74Vになるまで手動でオンオフして調整したら15分以上かかりましたwww
放電終了後の電圧は設定電圧+0.12~0.14Vでした。
ネオチャンプ(ニッケル水素)
パワチャンRS同様設定電圧が低いほど放電時間が長くなる傾向ですが、差はそれほどでもありません。この辺はニッケル水素の放電特性でしょうか
放電終了後の電圧は設定電圧+0.04Vでした。パワチャンRSに比べ電圧の戻りが少ないですし一定量といった感じでした。
2. 電源不要!小さくて公式大会にピッタリ
公式大会へは荷物は少なくしたいところ
ヒートエクスチェンジャーは電源が要らないので公式大会への持ち込み可能で、片手に収まる程度の軽量コンパクトなつくりになっています。
特に薄いのが良くて、パーツケース類と一緒に入れても収まりがいいです。胸ポケットにも入りますw
手のひらサイズ
モーターケースよりうすい
3.ボタン1つで簡単操作
ヒートエクスチェンジャーの操作は非常に簡単です。
ボタンは左側に一つだけついています。短押しで設定電圧を変更し、 長押しで放電開始となります。ね、簡単でしょ
説明書を読まなくても初見で操作できました。だれでも簡単に使いこなせると思います。
操作ボタンの場所
4.イマイチなポイント
・電池がはずしにくい
これは個人差あると思いますが、私の手だと電池の隙間に指が入り込まず電池がはずしにくかったです。端子も電池をしっかりホールドするタイプなので力も要ります。逆にいえば電池の接点圧がしっかり保持されているので、ちょっと触ったぐらいじゃ電圧の値が動きません。
もうちょっと隙間をつくるか外す用の帯等付けたらいいかも。
電池がしっかりとホールドされている
・0.01V単位で電圧設定したい
レースだと0.01V単位で電圧調整をしているので、0.1V単位ではちょっと大雑把すぎるかなと思います。0.01V単位で電圧設定をしたいと思っていたのですが、なにやら改造すると0.01V単位で電圧設定できるらしい(自己責任)。
5.まとめ
価格は9,000円と他の放電器と比べ高めですが、現状普通に手に入る中ではオンリーワンの性能をもっているので、ある時に買ったほうがいいと私は思う。
製作 パワーイーター工房
Twitter :@power_eater_f
購入 P!MODEL LABO
Twitter :@p_modellabo3249
EC :pmodel-labo.stores.jp
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